1: 2022/10/02(日) 08:28:22.50 ID:T/K4aCd00● BE:844481327-PLT(13345)
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 今年7月の参院選に、日本国籍を取得した在日コリアンが立候補した。東洋大学教授の金泰泳(キムテヨン)さん。これまで朝鮮籍、韓国籍、日本籍と変えてきた。「国籍はアイデンティティーの一部だが、着脱可能なもの」と語る金さんが考える、これからの在日の姿とは。

 韓国籍でしたが、2009年に日本国籍を取得しました。「内側」から日本を変えたいとの思いが強くなったためです。落選はしましたが、金泰泳の名前で今年の参院選に立候補しました。

 1963年、愛知県生まれ。専門は社会学。父は在日1世、母は2世。日本名は井沢泰樹。

 生まれた時は朝鮮籍。高校まで通名で生活していました。生まれ育った町には在日が多く住んでいましたが、隠して暮らす人が大半でした。だから、誰が在日なのかわからず、仲間意識もなかった。

 学校で在日への差別発言を聞いたり、同級生の出自が暴かれたりしても、周囲にあわせて笑ったり、逆に黙って知らぬふりをしたりしていました。「いつ自分が標的になるか」と怖かったからです。罪悪感より、自分を守ることが第一でした。被差別部落出身の青年を描いた島崎藤村の「破戒」を読んだ時、自分のことだと思いました。

 転機は進学です。家計が苦しくて、選んだのは、大阪市立大学の夜間部でした。そこで知り合った在日たちは、本名を隠さずに生きていました。それが、まぶしかった。18歳の時、級友の前で「これからは金と呼んでほしい」と、本名を宣言しました。そこから、韓国語も学び始めました。

 よかったことばかりではありません。本名を名乗ったら、アルバイトをクビになったこともありました。

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【「国籍は着脱可能なもの」参院選に挑んだコリア系日本人の金泰泳さんが語る在日の新しい姿】の続きを読む